松下生活研究所

松下修がマイクで喋る様子

Profile代表プロフィール

自然の摂理に従う生命活動で地域の価値を創出する

松下 修 / OSAMU MATSUSHITA

熊本大学大学院社会文化科学研究科博士課程卒業。
地域づくりのプロフェショナル / 博士(公共政策学)2級建築士
元鹿児島大学非常勤講師、元熊本大学非常勤講師。

父はきこりで母はお店を営む家庭に生まれる。幼少期より父親が山で働く力強い姿を目の当たりにし自然と調和した環境に育つ。顔の見える木材での家づくりを得意とし、宮崎県諸塚村の産直住宅を西日本一へと導く。スタート時には皆無であった新聞、雑誌などメディア取材も10年後には、年間304件を超えるまでになり、産直住宅や交流事業の経済波及効果が7億7千万円にのぼった。

林業の衰退に苦しんでいた屋久島では、森林林業の活性化を図り、地杉を使った木造庁舎を建てる構想書を策定。製材所は活況を取り戻し、雇用人数も数倍に増加。また、ダム問題で揺れる五木村を「森林で自立する村づくり」へと変革させ、農山村に眠る価値を掘り起こし生活産業の礎を作る。林野庁や各地の森林組合など日本全国に幅広いネットワークを抱え、10年目を迎える「木になる紙」プロジェクトの還元金は1億円規模に成長。コピー用紙1箱あたり50円の協力金を山元へ還元するなど、大手製紙会社と行政との連携は先進的なモデルとして注目が高まっている。

「自然の摂理に従え!」という理念のもと、次世代にも通用する地域価値の創出に力を注いでいる。自治体や関係者からの信頼も厚く、コンサルティングは10年、20年と長く続き「一次産業で一喜一憂する村から誇りと意欲を取り戻せた」、「補助金の提案までアドバイスがもらえる」、「今ある資源でできることを考えてくれる」など喜びの声が届いている。

最近では日本初の有機農業生産者の直売所をプロデュース。素人経営者がゼロから始めて年商1億円を数年で達成。事業企画から建築計画までのコンサルティングも実施。業態変更をさせオープンわずか数年で売上数億円となった西日本の有名洋菓子店、一世を風靡した中華料理店など実績多数。うどん店プロデュースの際には、九州、四国、大阪まで50店を視察。1日、7軒の食べ歩きを実施しポジショニングマップを作成。

店舗や商品の持つ特性を形にし、まわりを取り巻く背景や文脈をデザインする。また、組織を生命体としてとらえ参加者が自己組織化されるOST(オープン・スペース・テクノロジー)を開催。数人から100人規模のワークショップのファシリテーターを務める。

総意による町づくり計画を考案し、いきがいのある地域の維持・再生を実現させるため日夜奔走している。

〈講演実績〉

五木村、河浦町、屋久島町、諸塚村、林業経済学会、西日本社会学会、ウッドマイルズフォーラム、屋久島大屋根の会、一般社団法人屋久島地域材活用センター、西川広域森林組合、東急ホーム株式会社、日本ハウジング株式会社、ファミリアホーム株式会社、熊本県木材流通対策課、長崎県木材流通対策課、田上辰也市政報告会、県民カレッジ、四日市大学、西原村町づくり、NPO法人九州バイオマスフォーラム、NPO法人パーマカルチャーネットワーク九州、グリーン経営者フォーラム、エコプロダクト、熊本有機農業研究会、熊本ソーシャルバンク、島原リサイクルショップ地球村、山香グリーンツーリズム研究会、大津中学校、国土形成計画検討小委員会(九州圏域広域地方計画プレ協議会)、株式会社サメジマ、熊本商工会議所維新会、「国民が支える森林づくり運動」推進協議会、等。