2017.12.19 (火)
河浦町づくり 100 人 OST-WS
事業概要
私達は、地域づくり計画の策定にあたり、いかにそこで暮らす人、働く人、学ぶ人、関心を持つよそ者も含めた多様な声を反映することが大切だと考えています。そこで、私達はオープン・スペース・テクノロジー(以後、OST)という参加者が議論したい課題を自ら提案し、自主的に話し合いを行うことで当事者意識を最大限に引き出すワークショップ手法を取り入れています。新製品の開発や、疲弊した組織の再生など、多様な人々からなるグループが複雑で対立を生じやすい課題に取り組む場合に効果的と言われ、世界123か国で使われています。高校生でも、主婦でも、特に専門知識のない一般住民が、まちづくりを自分事として真剣に向き合い、公平で安心できる場で意見を交わしていくことは、時間も手間もかかります。しかし、こうした生の声はそこの地域に根差した課題であり、解決策の糸口となってまちづくり計画書の根幹をなしていきます。私たちは皆様の声を拾い、整理し、集約して、深めていくお手伝いをさせていただきます。
天草市河浦地域まちづくり計画書策定業務では、地元の住民の声だけではなく、よそ者の支店を反映したいと、河浦まちづくり協議会よりサポート依頼を受け、住民ワークショップを開催。若い人は高校生から、先生、主婦、シニア層など多様な方々が延べ200人以上が参加し、住民の声を主体とした計画書を策定しました。平成27年より4か年計画がスタート。重要5策のテーマに沿って、住民のワークショップ、薬草講演会、歴史文化のマップ作り、ジビエ料理体験会、しめ縄づくりの会、狩猟女子講演会など自発的に実績を重ねています。住民の方々が自ら考え、企画、運営を小さな取り組みから始めることが、自律したまちづくりへとつながっていく大きなポイントです。私たちは伴走型で、共に悩み、意見を交わし、体験していくことで、長いまちづくりのプロセスをサポートをしていきます。