松下生活研究所

2017.12.19 (火)

甲佐町 旧西村邸利活用基本計画

事業概要

熊本地震で被災した旧西村民俗資料館の利活用の基本計画を行いました。7月より10回開催したワークショップでは、延べ200人の参加があり、甲佐町の町民のみならず、甲佐高校生、甲佐に移住した方、甲佐町以外の方など多様な視点で活発な意見交換が行われました。まず、旧西村邸の建物診断から始まり、甲佐町の魅力を甲佐内外の人たちで見つめなおす「甲佐町あるもの発見講座」、参加者が輪となりオープンに意見を述べ合う「OST100人ワークショップ」、商店街のにぎわい創出や移住定住をテーマに話し合う「検討ミーティング」など、幅広いテーマでワークショップを開催いたしました。

 

 

 

 

このワークショップを経て基本コンセプトを見いだす為にコンセプトフレーム、開発テーマとその手法を探り成果目標を決定しました。その成果を実現するためのプログラムやトータルコンセプトを定め、施設活用策、その特徴を検討しました。また、この施設を運営する段階的組織形態の検討から地域との関わりを関係人口論から見いだし、中間支援組織の組織体がどのようにプログラム参加者を巻き込んで行くか、関係性の震度や機能の役割を検討したところです。

 

 

 

 

 

被災した旧西村民俗資料館の改修の問題点と地域の交流拠点となるにはどのような方法がベストなのか、改修工事と予算から見いだしたスケジューリングを広報という側面から検討しました。その検討を踏まえ、施設の利用者数と収支計画、費用対効果に係る町づくり人口や関係人口を見込んで成果指標による経済波及効果を検討しました。

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